登山イス

 これは車椅子使用者の登山用に、会でパイプを組んで独自に作ったものを、勝手にこう呼んでいるものです。欠点は急勾配のところや足場の悪いところでは使えません。会の創立当時に使ったものですが、暫く使っていませんでしたが60kg近い人が参加することとなり、補修をして使用しました。その後、組み立て式のものを作成してたまに使用していますが、まだかなり改善の余地があります。真ん中の座椅子に人が座り、前後のショルダーベルトを肩にかけ2人で担ぎます。

 材料のパイプはホームセンターなどで市販されているものを組んで作りました。2.0m×2本、60cm×6本、各パイプはパイプ用ジョイントを使っています。各ジョイント部は、専用の接着剤で固定します。

作成手順

@パイプを図のように組みます。手すりの部分と本体の結合部分(
A)のところは、パイプより太いジョイントを使用して、上下前後に可動します。(この手すりに安全ベルトを付けます)
Aパイプの中央に座椅子を針金などで固定します。
B担ぎ手用のショルダーベルトを取り付けます。ベルトは、市販のストラップテープの一番太いものを使用。肩にあたる部分はパットを付けます。(ウレタンなど)ショルダーベルトの本体との取り付けは、縫い付ける場合は太めの糸でしっかり縫い付けるか、結んでしまう方がよいです。また、ショルダーベルトだけだと肩から落ちてしまいますので、補助バンドを背中から胸に通し前でジョイントで留めます。

実際に使用しているところの写真

組み立て中の登山イス

平地を移動

登山中(爺ヶ岳)

旧式(固定型)の登山イス

高山でも段差がなければ使えます(白馬岳)

下山中(白馬岳)